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赤ずきんちゃんオマケ





赤ずきんちゃんは、浮竹隊長のお顔を見つめました。
すると、何かが、いつもと変わって見えたので、
「変だな、どうしたのだろう。今日はなんだか胸がどきどきして、気味が悪い。浮竹隊長のところへ来れば、いつだって楽しいのに」
と、おもいながら、大きな声で、
「浮竹隊長?」
と、呼んでみました。でも、浮竹隊長はじっと黙ったままでした。




そこで隊長のベッドの隣へいって、カーテンをあけてみました。
すると、そこにやさしい浮竹隊長のお顔がはっきりと見えましたが、やっぱりなんだかいつもと様子が変わっていました。
「浮竹隊長、今日は髪を耳にかけていらっしゃるのですね」
「おまえの声が、よく聞こえるようにさ」
「浮竹隊長、今日は目つきが鋭いような…」
「おまえのいるのが、よく見えるようにさ」
「隊長の手は、大きいのですね」
「おまえが、よくつかめるようにさ。」
「でも、あの、浮竹隊長、そんなに強く握られると、その、手首が痛いです…」



「―朽木。」



こう言うが早いか、浮竹隊長はいきなり手首を引き寄せて、あっという間に、いたいけな赤ずきんちゃんを食べてしまいました。




おしまい。





赤飯さまに頂いた拍手コメントから湧いた、腹黒浮竹妄想ですv赤飯さまありがとうございました〜!

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