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セクスィー隊長





※これは、某放送局の番組「サラ○ーマンNE○」中の「セク○ィー部長」のパロです。
元ネタをご存知ない方には申し訳ありません。



〜第1セクスィー〜

「松本副隊長、ちょっとは書類を片付けてください」
「えー!?三席のあなたがやってよー私もう疲れたー」
「…(全然手をつけてないくせに…)」
「だいたい、やってらんないわよねー書類なんて」


「書類とは―仕事の仮面を被った恋文である」


「あっ!あなたは!セクスィー隊長!!」
「誰?セクシー隊長??いつもの朽木隊長じゃない」
「違います!このBGMの時はセクスィー隊長ですよ!」
「な、何?この桜の香り??くらくらする…」
「六番隊隊長朽木白哉だ―以後見知りおけ」
「は、はい…」
「聞けば書類をやる気にならぬとか。―愚かな」
「だ、だって面倒くさいんですもん」
「十番隊には2つの宝が存在する」
「た、宝…?」
「一つは丹念に作られたこの書類と―」
「書類と…???」
「―貴女だ」
「ああっvvv」
「その胸で押し潰された書類を心待ちにしている輩がどれだけいることか」
「ごめんなさい…ちょっと二日酔いでだるかったんです…」
「―貴女の書類に酔ってみたいものだ」
「あああっvvv」
「だが私にも書類がある。これにて失礼する」
「た、隊長…!!」
「叱っ!!!」
「いつか一緒に、お酒でも飲み…」
「ご婦人」
「は、はい」
「―死神業と色恋は…一緒になさらぬよう」
「ああああっvvv」(ばたり)


〜第2セクスィー〜

「涅副隊長、いくらなんでもこの予算案は無理だろ」
「マユリ様のご希望です」
「おい阿近、てめぇも何か言ってやれよ」
「マユリ様のご希望です」
「止めとけ鵯洲、言って聞かせるのは無理だ」
「マユリ様のご希望です」


「希望とは―二人で歩む愛の道である」


「このBGM…出てきたかセクスィー隊長…」
「この桜の香り…まるでマユリ様の毒のように頭がしびれる…」
「六番隊隊長、朽木白哉だ―以後見知りおけ」
「は、はい…」
「聞けば、法外な予算を要求しているとか」
「マユリ様のご希望です」
「技術開発局には、2つの宝がある」
「宝?」
「限られた予算の中で行われる素晴らしい研究と―」
「研究と…???」
「―貴女だ」
「ああっvvv」
「どんな高額な予算も、貴女にはかなうまい」
「申し訳ありません…マユリ様に逆らうと、私は消されてしまうのです」
「貴女の前では、私の心などとうに消え入りそうだ」
「あああっvvv」
「だが私にも予算の審議がある。これにて失礼する」
「た、隊長…!!」
「叱っ!!!」
「いつか、解剖させていただき…」
「ご婦人」
「は、はい」
「―死神業と色恋は…一緒になさらぬよう」
「ああああっvvv」(ばたり)


〜第3セクスィー〜

「その左足は私のものになりました」
「何だ…これは…」
「私はこの力を…アモールと呼んでおります」


「愛とは―支配することではなく支配されることである」


「ああっ!朽木隊長がもうセクスィー隊長に!」
「…山田花太郎、退がっていろ」
「そうですよね、邪魔ですよね」
「邪魔ではない。今の私の愛に触れると…やけどするぞ」
「は、はいっ」
「なるほど…支配することではなく、支配されること、と言うのですね?」
「席官に就かぬようあらゆる手を尽くし、懸想する全ての男を遠ざけるために破道を駆使し、
 虚圏にいると聞けば瞬歩で駆けつける。これを、支配されると言わず何と言う」
「それが傲慢だとなぜ分からぬ!」
「難儀なことだ…これだけ話しても、貴様に支配されることの恍惚が伝わらぬとは…」
「私の愛を受けろ!受けろ!受けろっ!!」
「叱っ!!!」
「き…効かない…!?」
「一族の掟も総隊長の意向も無視した私に、その程度の愛など無駄だ!」
「く…くそおおおおおおっ」
「醜い破面よ」
「じ、慈悲をっ…!!」
「―戦いと愛は…一緒になさらぬよう」
「ああああっ」(消滅)

フェードアウト

BGM Dragon Ash featuring Sinji Takeda"El Alma"



管理人は兄様がとても好きです。

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