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さようなら、ウルキオラ先生





「絶望した!絶望した!」
「何をぶつぶつ言っておるのだ、ウルキオラ」
「この世は全て絶望でできていると思わないか、朽木ルキア」
「唐突に何を言っておるのだ」
「例を挙げると」
「ふむ」
「たった今、お前は俺の申し出を断った」
「破面と恋仲になるつもりはないぞ」
「外出の誘いも断った」
「貴様は所かまわず目玉をくり貫くからな」
「俺が見たものをお前に伝えるには映像を見せる以外にない」
「別に正確に伝えずとも良いだろう?」
「そもそもお前が死神で俺が破面であること自体が絶望だ」
「それはどうしようもないな」
「これら全て絶望だ」
「あぁ左様でございますかウルキオラ先生」
「…聞いているのか」
「それで?絶望したお前はどうするのだ?」
「全ての望みが立たれたとなれば、後はお前に氷付けにされることのみが俺の希望だ」
「舞え、袖白雪…おい。避けるな、ウルキオラ」
「避けるなとは…死んだらどうするつもりだ!」
「はいはい、分かったから帰るぞ、ウルキオラ先生」
「ああ!その冷たさに萌える自分に絶望した!!」



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